Twitterのスペースは、つい最近始まった音声配信でのリアルタイム会話が楽しめる機能です。
フォローしている方の配信がTwitterのストーリー機能に表示され、参加することで会話を聴いたり参加して一緒に話すことができます。
この機能は、基本的にはフォローしている人のスペースが表示されることになりますが、現状はフォローしている人が参加している自分がフォローしていない人のスペースも表示されるようになっています。
その為、はじめての方のスペースにも参加でき、交流をしていくことができます。
clubhouseが音声専用のSNSとして始めてからTwitterにも搭載されたので、機能が似ていることも一つの特徴です。
スペース機能のメリットやデメリットに関してはこちらの記事で書いているので、読んでみてください。
その上で、スペースで現状できることを調べたり実験してみたので、まとめて紹介します。
- スペースが開けるのはフォロワー600人以上の方のみ
- スペース機能でできること
- 参加者の方のプロフィールに飛ぶことができる
- ツイートを共有できる
- リスナーはスタンプで会話に参加できる
- アプリを閉じたとしても使える
- 現在はiPhone、android、iPad、androidタブレットなどすべてで対応
- 字幕機能が使える
- 別端末で同アカウントを使用して別のホストの方のスペースに参加することは可能
- スペースの開催を告知することができる
- スケジュールで開催日を指定できる
- 共有ホスト機能
- ボイスチェンジ機能の実装
- その他機能のアップデートもあり
- デメリットで上げたパソコンから参加できない、に兆しが・・・
- スペースでできないことは?
- まとめ
スペースが開けるのはフォロワー600人以上の方のみ
実験的に導入されていた時には、最初に権限を持っていた人が開催したスペースに10分以上スピーカーとして参加することでホスト権限をもらうことができていました。
ですが、現在は本実装になっているので、その条件では解放されないようになっています。
フォロワー数600人以下の方を招いて実験してみましたが、解放されなかったようなので、この条件での権限付与は今はなくなったもようです。
現在は600人以上のフォロワーさんがいるアカウントなら無条件で実装されているようです。
※本実装に伴ってこの条件はなくなったようです。
実験的に開催されたときにホスト権限をもらった方の場合は、フォロワー数600人以下であっても本実装後もホストとして開くことができるようです。
スペース機能でできること
スペース機能を使って、できることを一つずつ紹介しますね。
フォローしている人との会話ができる
当たり前ですが、スペースは音声で会話しながら楽しむ機能なので、人と話すことができます。
一応どのスペースでも参加することはできますが、表示されているのは自分がフォローしている方のみです。
フォローしてない人のスペースに入るには、ホストの方がスペース開催をツイートでシェアしている場合のみです。
シェアされてない場合は、フォロー外の方のスペースには入ることができません。
なので、フォロー外の方からしたら非公開のスペースであるということになります。
招待か自動スピーカーか選べる
スペースを開催する際、招待した人だけが参加できるようにするか、誰でも自由に選んで参加できるようにするかは、ホストが選べます。
- 全員にした場合⇒誰でもスピーカーから参加可能
- フォローしているアカウントにした場合⇒フォローしている方だけが参加可能
- スピーカーとして招待したアカウント⇒ホストがリクエストを受けたり招待した場合にスピーカーに参加可能
スペースを作った後に変更ができるので、誰でも参加可能にしたい場合は全員にすると良いでしょう。
参加者の方のプロフィールに飛ぶことができる
スペースに参加している場合は、参加者のプロフィールには自由に飛ぶことができます。
もちろん参加していなくても、小窓を開いた時に見えているアカウントのプロフィールに飛ぶこともできます。
初めての方のプロフィールに飛んで、気に入った場合にはその場でフォローすることができるので、交流を増やしていくことができます。
会話の中で自分を気に入ってくれた場合はフォローを返してくれるので、フォロワーさんを増やす絶好の機会になります。
ツイートを共有できる
ツイートをスペースで共有することができるので、自分の固定ページを共有したり、話の流れで共有できそうなものを共有したりも自由。
自分のツイートだけでなく、他人のツイートも共有することができるので、最近見て気に入ったツイートなどがあればそれらもスペースに参加している方全員で楽しむことができます。
リスナーはスタンプで会話に参加できる
リスナーは、ただ聴くだけでなく、スタンプを使用して会話に間接的に参加することができます。
ただ、メリットデメリットの記事でも触れましたが、スタンプの種類が少ないのでリアクションがしづらく、参加しているとは言いづらいのが現状です。。
この辺はもっと機能が充実していけば変わっていくと思います。
アプリを閉じたとしても使える
Twitterをずっと開いていないと参加できないというわけではありません。
なので、Twitterを閉じてもスペースに参加しておくのは可能です。
ちなみに、別端末があれば参加しっぱなしで端末だけ変えるといったこともできます。
現在はiPhone、android、iPad、androidタブレットなどすべてで対応
実験的な開催の時にはiPhoneのみしか対応していなかったのですが、本実装の際にandroidやiPadやandroidタブレットからでも参加することができるようになっています。
その為、手持ちのタブレットでTwitterのアプリから普段使っているアカウントにログインしていれば自由に使えます。
androidでも3月からはスペースに参加することできるようになっていましたが、当時はホストとして開催することはできませんでした。
2021年6月現在は、androidからでもホストとしてスペースを開催することができます。
字幕機能が使える
これはあまり知られていないのかもしれませんが、実はスペースには字幕表示機能があります。
設定機能から「キャプションを表示」を選択して、オンにすれば、話した内容を字幕として表示してくれます。
使ってみるとこんな感じになります。
現状は英語のみ対応で、日本語でしゃべっても画像のように英語として認識するか、「konnnichiwa」みたいにローマ字で表示されるかの2択になるようです。
※Twitterのアップデートによって、日本語実装がされたようです。また、アップデート時に精度も向上していて、ある程度日本語を判断できています。
機能としての制度はせいぜい5パーセント程度で、実用的ではありません。制度がどんどん向上して、日本語対応がされれば、聴覚に若干のハンデを抱えている人でも楽しく参加することができるようになるかもしれません。
なので、今はおまけ程度です。
別端末で同アカウントを使用して別のホストの方のスペースに参加することは可能
これも実験してわかったことなのですが、例えばAという端末からBさんのスペースに参加しているとします。
これは一つの端末で一つのスペースに参加していることになるので何の問題もなく使えます。
が、Cという端末でBさんのスペースに参加しているアカウントにログインしてDさんのスペースに入り、そこでスピーカーに上がって話すこともできるということです。
同じ「ゆうり」というアカウントを使用した場合に、
- 端末A⇒Bさんのスペースに参加
- 端末C⇒Dさんのスペースに参加
がリアルタイムで可能ということです。
スペースの統合はできない代わりに、スピーカーが端末を複数個利用すれば、疑似的に統合させることができるということです。
ただこれは、ホストさんの許可が必要ですが。。
スペースの開催を告知することができる
スペースを開始したら、ストーリー部分に開催されたっていうのが表示されますが、現状は開始されてもスマホに通知が来ないことがほとんどです。
なので、開催されたことを知らせるためにツイートをして告知することができます。
フォロワーさんのタイムラインに表示されるだけでなく、それが拡散されればフォロワーさんじゃない人も見ることができるので、色んな人が入室することができます。
逆に告知をしないとフォロワーさんしか入室ができないので、交流を深めることができません。
そういう意味では、フォロワーさんもフォロワー外の人でも誰でも入れるようにするのにツイートで開催を知らせるのは有効ですね。
スケジュールで開催日を指定できる
スケジュール機能を使えば、どの時間に開催するのかを決めることができます。
スケジュールを使用すると、タイムラインに自動的に告知が流れるので、来たい人はタップすれば開始されたら通知を受けることができます。
ホスト側は開始30分前と開始時の2度通知を受けることができ、キャンセルもできます。
ホスト側が忘れていても通知がくれば開始する時間に設定していたのを思い出すので、放置して別のことをしているっていうことが起きません。
共有ホスト機能
2021年8月に、新しい機能として共有ホスト機能が追加されました。
元々は、ホスト1名とスピーカー10名、リスナー多数というのがスペースの参加ほうほうになっていました。
そこに共有ホスト機能が追加されたことで、新しいことができるようになりました。
ホスト以外の管理者権限が追加された
今までホストしかできなかったことが、共有ホストになることで共有された方にも権限が与えられるようになりました。
その為、スピーカーへの招待、リクエスト管理、参加者の削除、ピン止め等が共有された方全員が使えるようになります。
サブホスト的な立ち位置になることができるということですね。
例えば、ホストが退席している時に変な人が入ってきた時の強制削除等を行うことでスペース内を安全に保つといったこともできます。
スピーカーのリクエストがきていた時、ホストが気づいてなさそうなら代わりに上げてあげることもできるので、スムーズに会話に参加させてあげることができます。
ホストの通信切れでスペースを保つ権限はない
共有ホストは、ホストと同じような動きができるものですが、できないこともあります。
それがホストが切れてしまった時にスペースを保つことです。
通常ホストが通信切断とかで切れてしまった時や電池切れで切れてしまった時は、スペースが強制的に閉じられてしまいます。
共有ホストがいることでスペースを継続することができればよかったんですが、それはできないようです。
ホストが切れてしまったら、共有ホストがいてもスペースは閉じられてしまいます。
なので、スピーカー以上ホスト未満な立ち位置になるということですね。
ボイスチェンジ機能の実装
これも2021年8月時点で実装されたものですが、ボイスチェンジ機能です。
ボイスチェンジ機能は、しゃべっている声を機械的に変声させるというものです。
ボイスチェンジ機能の正式名称は「Voice Transformer」といいます。
ボイスの種類は、蜂、アニメ、ヘリウム、ひそひそ声、カラオケ、マイク、電話、空間、スタジアム、ステージなどになっています。
声自体が結構違和感があるので、まだまだ機能の拡充は必要だと思いますが、現時点ではあまり使えて嬉しい機能ではなさそうです。。。
その他機能のアップデートもあり
その他、新しい機能ではないのですが、アップデートされているものも数多くあります。
例えば、1回だけタップすれば簡単にリンクを含むツイートができるようになっていたり、ゲスト管理が強化されたりとかです。
ゲスト管理の強化に関しては、スピーカーとリクエストをしている人を簡単に見分けることができるようにセクションを分けて表示されるようになっていたり、リクエストをしている人を簡単に見分けることができるようになっていたりします。
また、ゲスト管理画面の上にゲスト管理用にコントロールバーが設置されるようになったりもしています。
スピーカーへの上げ忘れなども防ぐことができます。
こういった機能のアップデートは、どんどんしていってほしいところですが、まだまだスタンプの追加やチャット機能の実装などは先になりそうです。
デメリットで上げたパソコンから参加できない、に兆しが・・・
メリットデメリットの記事を読んでもらうとわかりますが、パソコンからスペースに参加することはできないっていうのを書きました。
が、最近実験してみたら面白いことがわかりました。
スペースを開催している方がツイートでシェアしてくれている場合、パソコンから参加することは可能でした。
つまりは、スペースをパソコンで開けたということです。
ただ、これにはいくつかの弱点があります。
- パソコンからスペースを開くことはできない
- パソコンからスピーカに上がることができない(スマホからスピーカーに上がれば自動的にスピーカーに切り替わる)
- 会話に遅延がある
- ストーリー機能がないため、スペースシェアがないと入れない
弱点はあるものの、パソコンでスペースに入ることができるようになっているのは、今後に期待が持てますね。
スペースは、ストーリー部分に開催されているスペースが表示されているので、パソコンで実装されたときにどういう仕様になるのか、そこが課題かもしれませんね。
そこさえクリアできれば、入るだけはできるので部分利用は可能であるということですね。
スペースでできないことは?
スペースでできることを紹介したので、次にできないことを紹介します。
クローズドルームを作ることができない
フォロワーさん以外に対してはクローズドルームのように見えますが、スペースにはclubhouseのような「招待した人だけが参加できるクローズドなルーム」というのが作成できません。
間接的には「ホストがスピーカーとして参加することができる人を制限する」とう形でクローズドにすることは可能です。
しかし、リスナーを制限することはできないので、完全なクローズドルームではないのです。
人が来なければ、自分とホストの方との1対1の会話になるので、ある意味ではクローズド状態かもしれませんね。
人が来ない時間帯を見計らって開始して、仕事の話をしたりするのは無理ではないと思います(現に私がこれで仕事を獲得しましたから)。
まとめ
スペースでできることをまとめてみました。
iPhone、android、iPad、タブレット等では全機能が使えますが、パソコンではまだまだ一部しか使えてません。ほとんど使えてないと言ってもいいかもしれません。
パソコン版は使いづらい部分が多いので、より快適に使えるようになったらもっと利用者が増えるかもしれませんね。
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