ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

お絵描き機材に関しての私の遍歴

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私が今の作業環境に落ち着くまでには、たくさんの挑戦と挫折がありました。

 

それが今の私の作業環境に繋がっていると思うと、私にとっては近道だったんじゃないかと思います。

 

人間は失敗することはありません。

 

やった挑戦があまり良くなかったというだけです。それを世間では失敗というかもしれませんが、必要経費だと考えると失敗ではないんだと思います。

アナログ制作を諦めた時期

私が絵を再開しようと思った2016年当時は、まだデジタルで描くっていうことをあまり理解していませんでした。

 

なので、得意な色鉛筆で絵を描いて勝負をしようとか思ってたんですよね(笑)

 

今考えるとそれも選択肢としてはやり方次第では行けると思いますけど、当時の私はそんな選択肢があるはずがないわけです。

 

アナログで絵を描いてポートフォリオを作って売り込めば絵描きになれるんじゃないかっていう大きな勘違いをしていたわけです(笑)

 

とはいっても当時の私は本気だったので、ちゃんとした色鉛筆を買わないとと思って、Amazonでファーバーカステルの水彩色鉛筆36色セット、平缶のやつを買いました。

 

これですね。

水彩色鉛筆なので、色鉛筆として使っても良いし、水に溶かせば水彩画のような絵を描けるよっていう代物です。

 

これを買ったのは2016年の3月です。もう5年も前なんですよね(笑)

 

そう考えると志し始めてからそんなに経ったかぁって思います(笑)

 

買ってからアナログで練習を始めたはいいものの、当然ながらブランクがあるので何から手をつけていいのかを知らないわけです。

 

そして調べていくうちにデジタルで絵が描けないと仕事にならないっていう動画を大量に観た私は、アナログで仕事をしようと思ったことを恥じたわけです。

板タブとの出会いと挫折

アナログだと仕事にならないと思ったので、デジタルで絵を描くためにはどうすればいいのかYouTubeで動画を観て勉強していました。

 

液タブと板タブのどちらかを買おうと思ったのはそのくらいの時期ですね。

 

大手の電気屋さんに行ったときに、一通り触ってみた感じで、液タブが良いかなって思ったんですけど、値段が高かったので、当時は変えませんでした。。

 

仕方なく、安く買えるWacomの板タブを買い練習をすることに。

 

アナログで描いてた時には手元を見ながらの作業なので描きにくさはなかったんですけど、板タブは手元を見ずに画面上を見て作業をするじゃないですか。。

 

それに慣れることができなかったんですよね。。

 

結局数回練習してから使わなくなっちゃいました。。その板タブは使いたいっていう人にプレゼントしました。

 

ここで一つのデジタルへの挫折がありましたね。

スマホでの制作と戸惑い

手元を見ながらアナログのように描くのがあってると思っても、液タブは高い。。

 

またYouTubeで色々と探してたら、スマホで絵が描けるっていうのを知って、速攻でアプリをダウンロードしました。

 

その時はpixivsketch、アイビスペイント、メディバンペイントをダウンロードしました。

 

当時はpixivsketchが使いやすいなって思ってたのでそれをよく使って描いてたんですけど、画面が小さいのでどうも感覚がつかみにくかったんですよね。。

 

ただ、手元を見ながらの制作っていうのが良かったので、それなりに楽しく練習できました。

 

が、仕事にするとなるとこれでは到底近づけないと判断して、練習しながらも新しい方法を模索していました。

surfaceとの出会い

探していく中でイラストレーターと絵描きをされているHALKAさんの動画を発見しました。

 

HALKAさんは鳥や花などの作品を描く絵師さんで、私は当時は知りませんでした。

 

その動画の中では、surfaceを使って作業をされている様子が映っていました。

 

その時に「これだ!」って思いましたね。

 

早速surfaceを調べてみたら、タブレットでありつつもパソコンなのでそれなりに良い値段するんですよね。

 

でもこれが私が求めていた作業環境に最適なデバイスだって思ったので、早速中古ショップに行き、買ったのがきっかけで、今の作業環境に落ち着くようになりました。

 

現在はその時から数えて使い始めて3代目のsurfaceGO2を使って作業をしています。

 

プラスでsurfaceProも併用しています。

 

HALKAさんの動画を見つけなかったら私はきっとsurfaceを使って作業をするっていう結論に行きつけなかったと思います。

 

そう考えると、いい出会いだったなと思います。

最後に

自分にとってベストな作業環境を見つけるのにはそれなりに苦労しましたけど、今の環境は私にはあっていると思います。

 

たまに液タブを買いたいなって思うこともありますけど、どこでもすぐに絵を描くことができる環境が私にとっては良いので、これで良かったんだと思います。

 

液タブは高機能な反面持ち歩くことができない弱点がありますよね。

 

これが私にはネックなんですよね。

 

カフェで絵を描きながらブログも書いてっていう作業をするのが私にはあっているので、これからも液タブを買うことはないと思います。

 

ここで言いたいのは、「液タブを買うことだけがプロになるということではないし、液タブを買うことがプロの環境というわけでもない」ということです。

 

もちろん家で大きな画面で作業をしたいという方には液タブは最高のデバイスなので、そこは個人個人の作業のありかたで決めて良いと思います。

 

ただ、液タブを買わないと絵描きとして仕事ができないと思っている人は、そうじゃないんだよっていうのを知ってほしいなと思います。

 

実際、iPadで絵の仕事を完結させている人も多くいますしね。

www.yurimani.xyz

自分に合った環境を見つけて快適に作業ができれば、それが一番いい仕事に繋がりますよ。