Twitterのスペースに行くと、色んな人が色んな話をしてくれています。
私自身もそこに入り込んで一緒に話すこともあります。その時間はすごく有意義で、たくさんの「学び」を得ています。
ここ最近は、自分で何かを作って発信したいという人が増えましたね。
絵にしても動画にしても音楽にしても。
何かに属していないといけないっていう時代でもなくなったので、そういう意味では自分を表現したいと思っている人が増えてくるのは嬉しいことです。
でも、中にはちょっとだけ危なっかしい人もいます。
自分が先行してしまって、周りが見えてないタイプの人ですね。
我の強さは致命的。。
ブログも一種のクリエイティブですね。
自分の思いを文章として表現することですから。
でも自分が先行してはいけません。常に読んでくれる人のことを考えて書かないといけないんです。
日記形式で書いているパターンの場合は、それを楽しんで読んでくれる人の為に読みやすく嚙み砕いて綴ります。
レビュー系ならその商品が買いたくなってもらえるように工夫して書きます。
エッセイなら自分の体験を通して何かの気づきや徳を得てもらうために書きますよね。
私の場合も、どこに需要があるのかわからないながらも、もがきながら日々書いてます。
絵に関しては、私の需要は「可愛さ」「温かさ」です。
見てくれた方がほっと一息肩の力を抜いてもらえたら、という思いで描いてます。
それが需要であり、それが作品を届けるということですね。
我が強くなってしまうと、自分が先行してしまうので見てくれる他人がおろそかになってしまいます。
そうするとどういうことが起こるのか。
誰にも届かない作品になってしまいます!
どの層にも刺さらず、誰にも認められないような作品が量産されてしまうことになってしまいます。
それって、すごく勿体なくないですか?
そうならないためにも、他人の気持ちになって作品つくりをするようにしましょう。
足し算よりも引き算の方が難しい
やりたいことが多くなると、どんどん作品に要素をプラスしてしまいます。
効果音を派手に加えたり、画作りを凝りたくて編集を過剰にしてしまったり。。
でもYouTuberの方は皆さん、「編集はすればするほど視聴回数が減る」って言います。
これはブログにも言えて、ブログもサイトデザインを凝れば凝るほど見てくれる人は減ります。
面白いもので、シンプルである方が見てくれる人とか視聴してくれる人って増えるんです。
高い技術を持っているクリエイターは、引き算の技術を持っています。
見せたい部分や伝えたい部分だけを残して、それ以外の不要な部分はどんどん引き算していきます。
そして、受け入れられやすい形にして発表するんです。
この「引き算の技術」っていうのは、すごく難しいです。
大体の人は、他に見たことがないようなオリジナリティを持たせようとして要素を過剰に足し算してしまします。
作品を見せるんじゃなくて技術を見せにいってしまうんですよね。
それでは肝心の伝えたいことや需要、誰に向けているのかなどがごっそりと抜け落ちてしまいます。
こうなってしまうとクリエイターとしては失敗ですね。
我が強いのはクリエイターにとっては弱点
クリエイターというのは、求められているものを求められているクオリティで発表する必要があります。
そこに自分は必要がありません。
絵描きに関してもこれは言えます。
イラストレーターは自分の描きたいものを描く仕事ではありません。自分の絵柄を使って絵を描く仕事ではありません。
求められているものを的確にとらえて、それに沿ったものを描いて納品するのが仕事です。
自由に自分の表現で描きたいなら画家になりましょう。
つまりは、作品に自分という存在が加わった瞬間に、クリエイターとしては弱点でしかなくなります。
私の場合、自分の絵柄には誇りを持っていますが、決して描きたいものを自由に描けているというわけではありません。
創作メインだったりするので絵柄に関しては自分の個性として必要としてくれる人はいます。ありがたいことです。
でも、それを使って表現しようとしても何かしらの制限があります。
例えば私は最近、LINEスタンプを作りました。
ありがたいことにたくさんの人にダウンロードしたよっていう報告をもらっていて、好評なようです。
まだの人は良かったら覗いてみるだけでもしてくれると嬉しいです。
これを作るのにもLINEの規約があるので、自由に作ることはできません。色んな制約の中で作成をして、それが認められたら初めて販売開始となります。
条件は無視できないんです。
そうやって、色んな制限の中で、自分ができる最高のパフォーマンスを発揮するのがクリエイターです。
そして的確にターゲットを定めて売り出すことで、はじめて人に届く作品になります。
必ず使ってくれる人、見てくれる人、視聴してくれる人を置いてけぼりにしないことが大事ですね。
柔軟に受け入れて、日々積み上げる
作品を作っていると、日々色んな人からの意見をもらいます。
肯定してくれる意見もあれば、否定してくる意見もありますし、ただの誹謗中傷もあります。
ただの誹謗中傷に関しては無視するとしても、否定や改善案を出してくれるような意見をもらった時には、まずは素直に受け止めましょう。
そしてその上で、できるところから改善させたり、取捨選択をしながら進んでいきましょう。
意見は貴重な財産です。
わざわざそこに時間を使って文章を書いてくれているので、真摯に向き合うことが大事です。
決してないがしろにしちゃいけません。
かといって全ての魔に受けるのも良くないので、しっかりと見極める目を持つことも大事です。
肯定してくれる場合は、素直に喜びましょう。
人気が出てくると、どうしても否定的な意見「アンチ」が生まれます。有名になるとしょうがない部分ではあります。
どう付き合っていくは後から考えるとして、せっかくもらえるアドバイスがあるなら意固地にならずにスポンジのように吸収していくことが、何よりも成長になりますし、バズらせる近道だと考えましょう。
最後に
クリエイターは、どこまで行っても自分との戦いですし、孤独な戦いです。
その孤独に勝てるかどうか、孤独の中でも作品を必死に作っていくことができるかどうかが、クリエイターとして生き残っていけるかどうかの分かれ道です。
メンタルが強くないと辛い世界ですよね。
でもそれしかできない人もいます(私もそう)。
そうなったとき、なんでもいいからまずはとにかく先人の方の方法をパクる。徹底的にパクる。TTPです。
パクっちゃいけないなんてことはありません。パクる対象の人も別の人のをパクってるんですもん。
そうやって出来上がるものです。
私も自分のペースで前に進むので、クリエイターになりたい人、クリエイターだけどまだまだこれからの人も一緒に前に進みましょう。
とにかく手を動かして、ものを作り続けないと何も見えてこないですからね!
YouTubeの世界は1年以上継続して初めてデータが取れますし、ブログも半年~1年で大体の目安が見えてきます。
絵も上達するまでには年単位かかるので、焦らず落ち着いて、着実にできることをしていきましょう。
そして、自分の先輩からは何か一つでも吸収するんだっていう気持ちでいきましょう!