ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

【絵本作家の想い】私が絵本でやりたこと

絵本の一般的なターゲット層は子どもです。

 

もしくは、子どもを育てるお母さんたちです。

 

子どもに読み聞かせても大丈夫かどうかを確認して、良さそうなら手に取っていきます。

 

でも今は、少しだけ違います。

 

絵本のターゲット層は、大人も含まれます。

 

大人が大人にギフトとして買うことも増えました。

 

いい絵本はシェアしたくなるんですよね。

 

私はいい大人ですが、絵本を買ってます。

 

勉強の一環というのもありますが、それ以上に絵本が大人でも読み物として完成されているからです。

 

じゃあ私の絵本はどうなのかというと、子どもさんでも小学生の方なら楽しく読めるでしょう。

 

でもターゲット層には大人も意識しています。

 

むしろ、大人の方が内容的には刺さるかもしれません。

大人向け絵本にしたのはばぜ

私が大人向け絵本にしたのには、ちゃんと理由があります。

 

それは、大人が絵本を読まないからです。

 

大人になるにつれ、絵本からは離れていきます。

 

中学生の頃には絵本は読まなくなっていたっていう人は多いでしょうね。

 

それこそ漫画に舞台を移しますから。

 

漫画にも大事なメッセージは多く含まれています。

 

でも今の漫画は少々読みにくくなっていると感じています。

 

一コマの中に情報が2つ3つ含まれるのは当たり前になっていますし、セリフでコマの3分の2が埋まっているっていうのもあります。

 

そしてコマの読み方も複雑になってきています。

 

情報を得るのが大変になっているんですよね。

 

もちろん全部がそうだとは言いません。

 

でも読む才能が必要になってくると思うんです。

 

その点絵本は削ぎ落としたコンテンツです。

 

伝えたいものがダイレクトに伝わるように余分なものを削ぎ落としています。

 

なので、誰が読んでも適切に情報を掴むことができます。

 

私が絵本を選んだのは、私自身が絵本が好きなのもそうですが、適切に読者の方全員にちゃんとメッセージが届いてほしいからというのがあります。

 

なので大人向けの絵本にしたんです。

絵本というシンプルなもので伝えたい

ビジネス書や自己啓発本とかは、いろんなことが書かれています。

 

情報が4つ5つ以上一冊の中に含まれているんですよね。

 

なので人によっては何が言いたいのかがわからないっていうことがあります。

 

根本的に人は物語が好きです。

 

主人公が話の中で行動し、一つの事を成し遂げるものが好きなんですよね。

 

その中に含まれているメッセージって、どんなに物語が展開してもたった一つなんです。

 

人を信じる気持ちであったり、愛情であったり、チャレンジすることの大事さだったり様々です。

 

でもそれらの情報は、どんなに複雑な物語になっても、読者は適切に受け取ってくれます。

 

それを一番シンプルな形で届けたいと思った時、自分自身が好きな絵本が一番あっていたわけです。

 

絵本なら、物語をそこまで展開させなくてもちゃんと着地させることができますし、ダイレクトに届けることがきでます。

 

それが、私が大人向け絵本を作った理由でもあるわけです。

ネガティブ社会をポジティブ社会にしたい

今の世の中、ネガティブな情報ばかりに目が行きがちです。

 

昔からそうだし、日本人の特徴がそうなのでしょうがない部分はあります。

 

全員の考え方をポジティブにするのはできないかもしれません。

 

でも読んでくれた読者の考え方をポジティブにすることはできると信じています。

 

私が絵本でやりたいのはこういう「ポジティブな考え方の人を1人でも増やしたい」ということです。

 

絵本にはたくさんのネガティブな考えを持つキャラクターが登場します。

 

その中にポジティブなビターちゃんが優しく糸をほぐしてあげる構図が描かれます。

 

これは私が幼かった時には普通にあった光景でした。

 

近所の人がどこの子どもなのかを把握していて、何か危なかったら助けてくれるし、悪い事をしたら親じゃなくても注意してくれていました。

 

でもそれを親は育児を助けてくれていると認識してくれていました。

 

そんな時代でした。

 

今はどうでしょうか?

 

ちょっと注意すれば親はその人を訴えますし、抗議しに行きます。

 

どこの子どもなのかを近所の人が把握しておらず、危なっかしくても見て見ぬふりをされます。

 

じゃあこの状況を助けてくれるのはなんなのか。

 

エンタメの力だと思うんです。

 

漫画だといいところで終わってしまい、それ以上の情報を得ようと思うと3ヶ月以上待たないといけません。

 

絵本にできることは、一冊で優しく抱きしめてあげることです。

 

私が絵本でやりたいのは、こういう昔いた嬉しいおせっかいおじさんとかおばさんを本の中に閉じ込めることです。

 

ビターちゃんは、そういうキャラクターを目指しています。

 

適切に届けたい。すぐに読めて少しでも助けてあげられるようになりたい。

 

だから私は絵本作家になりました。

カフェである意味

カフェを舞台にした理由は、前にも書いたと思いますが私がカフェが好きだからです。

 

カフェという場所は、外の世界とはちょっとだけ違う別空間のように思います。

 

人が素直になり、友だちと愚痴を言いながら楽しく時間を過ごせる場所です。

 

自分の世界に浸ってpcと格闘しているのに、一人じゃないと思わせてくれる場所です。

 

お店の照明がちょっとだけ、ワントーン落とされている場所なので異世界感のする場所です。

 

気分が落ち着き、ほっと一息つける場所です。

 

そんな場所だからこそ、伝えたいことがダイレクトに届くと思いました。

 

なので、一作目に関しては、ほぼほぼカフェで描き上げました。

 

そのカフェは閉店してしまいましたが、3作目まではそのカフェから生まれているので感謝しかありません。

 

自分の好きを好きな場所と掛け合わせて、伝えたいこととピッタリマッチしたのがビターちゃんのふしぎなカフェです。

 

これは届けないといけないと思って、必死で出してくれる出版社を探して電話をしました。

 

そしてやっと見つけることができ、無事に8月に出すことができました。

 

まだまだ夢半ばです。

 

伝えたいメッセージはあります。

 

今できている三作目までは、それをしっかりと届けることができていると思っています。

 

その最初の一歩が一作目です。

 

なので、たくさんの人に読んでもらいたいと思っています。

 

今は私の力が及ばず、飛び跳ねてはいませんが、必ず大きく羽ばたかせたいと思っています。

 

絵本を読んでいない今大人になった方からたくさんのメッセージを貰いました。

 

中には新しくチャレンジを始めてみましたって人もいました。

 

着実にメッセージが届いています。

 

でもここで止まるわけにはいきません。

 

たくさんの人に届けられるよう、全力で作品を描いていきます。

 

興味がある方はぜひ手に取ってみてください。

 

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