ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

イラストレーターと絵本作家の絵は違う、どっちを目指したいのか

絵本以外の絵が描けない理由を書いた記事があります。

www.yurimani.xyz

この記事の答えというか、改めて感じたことを書こうと思います。

 

私はイラストレーターという仕事から絵を再開し、細々と活動を続けてきました。

 

その中で、得た知識や経験はすごく大きかったし、今でも私のかてとなっています。

 

ですが、代わりに絵本作家になろうと思った時には、邪魔になってしまうこともあることに気づきました。

イラストレーターと絵本作家の絵は違う

ここはすごく大きな部分です。

 

イラストレーターに求められる画力は相当高いです。

 

それこそデフォルメされた中にリアルが求められますから。

 

レイヤーごとに効果を変えて、見せ方をよりキレイにしていくことが必要になります。

 

対して絵本の絵は、そこよりも砕けている印象ですよね。

 

高い画力を求められていないというか、子どもでもわかりやすいようなシンプルなものが多いです。

 

求められている画力が全く異なります。

 

イラストレーター的な画力向上をしていても、もしかしたら絵本作家としては売れないと判断されてしまうことも往々にしてあるんじゃないかと思います。

どっちを目指すのか

私がどっちを目指したいのかと自分に問いかけてみた時、やっぱり「絵本にあった絵が描きたい」と思いました。

 

イラストレーター的な画力向上は目指したくないと感じました。

 

絵本作家さんとお話をする機会をいただいた時、話をしていて私が感じたのは「絵本作家にとって必要な絵じゃないとダメだよ」と間接的に言われているのをすごく感じました。

 

「イラストレーターさんが描いた絵はキレイだし上手いけど、絵本としては売れない」と言ってました。

 

イラストレーターとして活動している私の絵をその作家さんは見てはないですが、イラストレーターとして求められる画力は絵本では使えないこともある、ということだと思ったんですよね。

 

じゃあどうするのか。

 

イラストレーターとしての画力は欲しくありません。

 

絵本作家としての絵の画力が欲しいです。

 

そう強く感じました。

今の絵はどうなのか

私の今の絵は、どうなのか。

 

そこに関しては意見をもらってはいません。

 

でもデザイナーの方からは「この絵はダメだ」という意見もありました。

 

これに関しては明確な理由がないので受け取らないことにしましたけど、デザインとして使いたい絵ではないということだけはわかりました。

 

逆を言えばそれでいいのかもしれないですよね。

 

私が目指したいのはデザインとして使われる絵ではないわけですから。

 

絵本で使える絵が欲しいわけなので。

 

もしかしたら、それでも今の絵はまだ絵本向きではないかもしれません。

 

とはいえ、描きたい方向性にはかなり合わせてきているので、現状はこのまま進みたいと思っています。

 

ここに関してはずっとやり続けていくしかないと思います。

とにかく絵本を描き続ける

プロの絵本作家さんと話した時、一番言われたのは「絵本作家になるなら、とにかく絵本を読んで、描き続けない」でした。

 

絵本作家になるための教室とかもたくさんあるようで、そういうところで勉強されている方も多いようです。

 

でもプロ曰く「そういうところで教えている人は絵本を描いたことがほぼない人が多い」ということでした。

 

さらに、独学でいいそうです。

 

勉強のために使う教室のお金があるなら、その費用を丸々絵本を買う方に使った方がいいとのことです。

 

ここに関しては私も同意でした。

 

先人たちの作品に触れて、自分なりに吸収して自分の作品に活かした方が「自分の作品」ができます。

 

そこにこそ価値が生まれるんだと思っています。

 

そういう意味では、教室を探して勉強しにいかず、絵本を買って読み、自分なりに解釈したり吸収したりして活かしていくのは正解だったと思いました。

 

そして今、4ページ絵本を描きつつコンテストに出している絵本以外に新作絵本を描いています。

 

とにかく描き続けるというところは4ページ絵本で養いつつ、そこで得た経験を活かして新作絵本を描こうと改めて強く思いました。

現実を聞いてもなお絵本が描きたいと思った

お話を聞いていくうえで、現実的な話もかなり聞けました。

 

ですが、それを聞いても私の気持ちは全く揺らぎませんでした。

 

むしろより絵本作家になりたいと強く感じました。

 

そこで全く揺らがないメンタルは、自分の中で決めたことに対して芯がはっきりしていたからです。

 

どんな状況になっても、どんなことがあっても私は絵本作家という道を選んだことに揺らぎはありません。

 

貫いていこうと決めています。

 

そこがぶれてしまっては意味がないので。

 

私の強みは活かしつつ、私にしか描けない絵本を描き続けていきたいと思います。

 

 

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