私が主線のない絵を描きはじめたのは、去年の12月でした。
そこから約2ヶ月くらい経ちますが、この期間が一番絵の上達が目で見てわかるようになりました。
私の絵は主線がない方があっているようです。
絵のなじみがいいですし、何よりも描くのが楽しいです。
主線のない絵を描くのに必須な本
絵の描き方の本は世の中に星の数ほどあります。
それこそ顔の描き方、目の描き方、髪の毛の描き方、手の描き方、洋服の描き方、色の塗り方、などの細かい悩みにも対応しているものは多いです。
ですが、主線のない絵の描き方に関してはほぼ本がありません。
そんな中で昔本屋さんで見かけたことがあるのが「主線なしイラストの描き方」という本です。
最初に見たときには興味はありつつも自分には必要ないと思って買わずにいました。
それから何年も経った去年の12月。
意見を交わしながらも仲良くしてもらっている「ゆかりなむさん(@yukarinamu)」という方から「主線のない絵の方があってるかもしれない」と言われました。
その意見を聞いてからすぐに改めて買ったのがこの本です。
多分、主線のない絵を描くんだとしたらこれが唯一の本だと思います。
使い込んでいるのでマーカーや付箋がかなりあります(笑)
一度読んでも迷ったり気になったことがあれば再度読み直したりしながら使っているので、最近の私の愛読書になっています。
そうやって主線のない絵を初めて描いてみたのがこの記事で紹介したすいみんちゃんです。
挑戦ではありましたけど、その分前よりも絵を描くのが楽しくなりました。
YouTubeやブログでよく見かける主線のない絵の練習にもなっているんじゃないでしょうか。
唯一無二の本って、すごいですよね。
この本は買ってよかったと思います。
本の内容は?
本の内容は、全部主線のない絵に関するもので、基本的なキャラクターの描き方が細かく書いてあるといったものではありません。
頭身等の簡単な説明とかはありますけど、ほとんどは「主線がないときのキャラクターの描き方」にふっています。
その為、メインは色の考え方や塗り方です。
また、主線のない絵の定義や主線ってなんなのか、といったところも書かれています。
主線のない絵で大事なところ
主線のない絵は光と空気感が非常に大事になります。
線で表すことができない分、そのほとんどを色に頼ることになります。
その為、色で表現ができないと形が見えてきませんし、空気感もなくなってしまいます。
主線がないと絵は平面になりがちです。そこを少しでも補てんするために必要なのが光と影。そして、空気による物体の見え方の色の表現です。
物体は近くにあるほど色が濃く見え、遠ざかるごとに色が薄く見えていきます。
主線がない絵の場合でもこれは当てはまりますが、それをより色で強く表現できるのが主線のない絵の魅力です。
色の微妙な違いで境目を表現する
色でしかキャラクターや物体の形を表現することができない主線のない絵は、色選択に失敗すると描いているものとものの境目がわからなくなってしまうので、何を描いているのが理解不能な絵になってしまいます。
その為、重なり合っている部分の色は変えてあげないといけなくなります。
影で境目を際立たせてあげたり、同じ彩度や明度でも違う色をチョイスしてあげる必要があります。
線という道具がないための工夫は、線画がある絵よりも慎重になります。
逆に言えば、線がない分色に対して敏感になれるということでもあります。
日本人は色塗りが苦手な人が多いです。それは日本のサブカル文化的にモノクロが多いからです。
自分の絵柄には合わなかったとしても、主線のない絵を描くことで色を分けないとキャラクターが見えなくなってくるので、どんどん色に対して神経がいくようになります。
そうやって色に対しての勉強をしていくことで、主線のある絵を描いた時でも色にまで手の生き届いた絵を描くことができるようになると思います。
ゆかりなむさんの紹介
ここ最近とくに刺激をもらっているのがゆかりなむさんです。
話す機会も増えて、色んな情報や意見をくれるので、かなり助かっています。
ゆかりなむさんもイラストレーターさんで、「クロ山羊」というキャラクターを描いています。
ご本人のブログもあります。
許可をもらっているのでリンクを貼らせてもらいますね。
今はLINEスタンプを作成しているスタンプクリエイターとしても活躍していて、どんどん新作のスタンプを作っています。
ブログではクロ山羊というキャラクターを全面に押し出したポップなブログになっています。
絵とちょっとした文章が載っている記事なので、非常に読みやすくなっています。
また、Twitterでは月ごとの壁紙をアップしてくれています。
私が主線のない絵を描くきっかけになった方です。
最後に
主線のない絵の平面的な感じは、私には合っていました。
主線は、どうしても物体の存在を強く主張します。その分描かれているものを目立たせるのには非常に効果的です。
これはさいとうなおき先生も言っていることですが、色は存在感を持たせる役割、線は印象をはっきりとさせる役割があります。
線で印象を持たせ、色でそこの存在感を持たせることでリアリティが生まれます。
主線がない絵は、線の役割である印象をはっきりさせる部分を使えないので、全体的には柔らかくなります。
じゃあ印象をどこで持たせるのかというと、色の使い方です。
存在感を持たせる役割である色で背景とキャラクターの違いを出してあげて、その上で印象を少し持たせてあげます。
そうすることで色は線の役割もしてくれるようになります。
これが主線のない絵の描き方だと思います。
そこに気づけたのが、2022年の最大の成果だと思います。
今年はそれをより自分のものにするために練習を繰り返しながら創作活動、絵本作家としての活動をしていこうと思います。
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