ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

イラストレーターをやってきたからこその絵本との葛藤

2020年からイラストレーターとして活動をしてきました。

 

厳密には絵自体は2017年から再開してますが、本格的にフリーになって絵を仕事の中心に置くようになったのが2020年です。

 

色んな仕事を受けていくうえで、1枚絵だけで仕事をしてきたので、1枚絵をかくこと自体には慣れていました。

 

でも逆に絵本を描くようになってからはそれが少しだけ裏目に出てしまうようになりました。

絵と文章が独立してしまう問題

物語を描くのは意外とできました。

 

でもその物語に対して絵を付ける時、どうしても1枚絵を描いていた時の感覚が残ってしまっているのか、色んな角度からキャラクターと背景を描くだけの絵が量産されてしまうようになりました。

 

ここに関しては、4ページ絵本でも最初見られました。

 

4ページ絵本を描く前のビターちゃんの長編絵本1作目に関しては、それが現れすぎてしまっていました。。。

 

当時の私は完璧だと思っていましたけど、今見ると物語は進んでいるのに絵は全く進んでいなかったり、その物語の情景を全く表されてなかったりします。

 

これでは絵本としては不成立だなって、思いました。

 

ただこれは私が客観的に見て思ったのではなく、プロの絵本作家さんに言われたことです。

 

「これでは絵本になってないよ。絵と文章があるだけのものになってしまっているよ」と言われたんです。

 

改めて自分で読み返してみて初めて気づきました。

 

物語を絵が全然表していない」ということに。

 

カフェという場所に囚われすぎてしまい、肝心の物語と全くリンクしていなかったんです。

 

さらに、物語も薄くなってしまっていて、不要な部分もあることにも気づかされました。

お粗末なものであったため大幅な修正

自分一人で作った初めての絵本だっただけに粗が目立ちすぎてしまっていました。

 

その為、「これでは同人誌にもならない」と自分で没をかけました。

 

そこで物語の基本は残しつつ、もう少し描きたい部分を整理して丁寧に描くことにしました。

 

大幅な修正です。

 

コンテストに出しているものではありますが、どういう結果になったとしても納得ができなくなってしまったんです。

 

そこで2作目の制作と並行して1作目の修正をしています。

 

そう考えると2作目もラフの段階にしている絵の中で、同じような現象になっているところにはボツをかけて新しくラフを描き直す部分も出てきそうです。

 

こちらに関してはラフにとどめておいてやっぱり正解でした。

 

2作目に関してはまだ時間があるので、1作目の修正をメインに作業を進めていこうと思っています。

 

できるだけ物語にあった形の絵に変更し、物語自体ももっと厚みを出していく予定です。

絵本の仕事しかしてない

正直な話、今は絵本の仕事しかしていません。

 

絵師としての仕事は今はほぼ受けてない状態です。

 

収入はブログ等から得ているのでなんとかなっています(実家だしね)。

 

今は、15作品ショートストーリーを描いてきた経験があります。

 

1作目を描いてた時の経験のない私ではありません。

 

よりクオリティの高いものが描けると自負しています。

 

毎日絵本と向き合い、描きながらも先人の方たちの作品にたくさん触れています。

 

そこで自分が感じたものを素直に吸収し、自分の中に浸透させてから自分のカラーで表に出していく作業。

 

他の仕事をしている暇はなくなりました。

 

成し遂げたいことがあるなら、全力で時間を注ぐ。宿題をそれだけにし、全力で取り組んでいく。

 

私がたどり着いた本気になれるものがこれです。