2019年12月からフリーになり、そこから部屋で仕事をする生活になりました。
本来なら2020年は、美術館にたくさん行き、ひとりで温泉に行く予定がありました。
それがこの状況になってしまったために全てなくなり、引きこもることになりました。
引きこもる生活は、それはそれで悪くなかったんですけど、それでも仕事と私生活をするだけで終わっていく毎日は退屈な部分もありました。
でもその代わりに見えてきたこともたくさんありました。
人の生活圏内は狭い
仕事に行くのに電車で1時間とか1時間半とかかけて会社に出社しているときに比べて、部屋で仕事をするようになったら生活圏内がかなり狭いことに気づきました。
会社に行くために電車に乗る以外は、ほとんど家から出なくても生きていけることはわかりました。
気分転換にコンビニまでちょっとした買い物をすることはありましたけど、それでも歩いて5分とかくらいの場所でした。
当時は一人暮らしで、食事は自分で用意する必要があったので、買い出しはしょうがない部分がありました。
最初の緊急事態宣言の時には1か月以上家から一歩も出ない生活をしていたので、食事は全てAmazonで購入してました。
その時のことはこの記事で書いてます。
自由に外に出られていた時には、友達に誘われて買い物に出かけたりもしてましたけど、それも必要があったからやってましたけど、なくても問題ありませんでした。
人が生活するのには、最低限家の周りにあるお店で済ませればいいので、背伸びする必要がなかったんですよね。
無駄に買い物をしていた
オタ活は無駄ではないですが、結局昔買ったフィギュアとかは手放しました。
これはシンプリストになったからでしたけど、なくても生活には支障がなかったんですよね。
去年は色んなイベントが中止になってしまって、ホントに楽しいことがなかった年でしたけど、私にとっては色々と気づけた年でした。
限定グッズを買うためとライブステージを観るためにイベントに参加してましたけど、それがオンラインショップ限定で発売されても結局は買いませんでした。
色々考えてみたら、その場の空気があっての限定グッズの購入だったんですよね。手にとって、場の空気に楽しませてもらって買えるのが楽しかったんです。
モノに貴重さを求めていたわけではなくて、場に貴重さを求めていたんです。
なので、限定グッズだけを買っても意味がないと気づきました。
なければないでも嫌いになったことにはなりません。むしろ好き度で言えば増してます。
でもやっぱり私は映像コレクターなんだなって思わされました。
無駄ではないですが、出費を極力まで減らしても十分楽しめているってことなんですよね。
オタ活以外の買い物も無駄が見つかった
お店でものを見ていると、その場では興奮して買いたくなったりしますよね。そしてその勢いのまま買って、帰ってきたらなんで買ったのかわからなくなるっていう。。
それがシンプリストになり、家からも出なくなった時、お金を使わなくなりました。
買い物をしなくなったんですよね。DVDやBlu-rayとかの映像系の買い物はしてました。それは私のコレクターとして本来の買い物だから。
でもそれ以外はAmazonプライムとかで観ることができるならそれで完結しましたし、YouTubeもあります。
サブスクっていうのはすごく優秀で、買わなくても月額払えばいくらでも見放題なんですもん。映像を観ることを喜びとしている私にとってはすごく大事な出費でした。
家から出られない時、レンタルとかもできない状態だったので、ずっとAmazonプライムを観ていました(今でも観てますが)。
必要なかった場所への買い物を辞めて、必要なものにお金を使うっていうのをすごく実感できました。
これのおかげでお金をかけるべき場所を知ることができ、無駄に買い物をしなくなりました。
仕事は部屋でできる
部屋で仕事をするようになってから、外に働きに出ていたことを後悔した瞬間がありました。
なんで必死に朝早くに起きて、整わない体調と戦いながら出かける準備をして会社に出勤していたのかと思いました。
家で仕事ができる状態で、お金は入ってきていたので、出勤していた時に比べて身体は楽でした。
早く起きる必要はなかったし、着替えたりメイクしたりして外に出る必要もないので、部屋着のままで仕事までのんびり過ごすことができてました。
適度な休憩をとったりしても誰にも文句は言われないので、紅茶を入れて飲んでいたりもしてました。
洋服を見直して減らすことができた
買い物もほぼしなくなり、無駄な出費が減ったことで最低限の生活ができるだけ稼げば、それ以上は必要がなくなりました。
部屋には上下合わせて30着もない洋服しかなくなり、ストンと着ればいいだけのワンピースとかが重宝しました。
おしゃれは好きですけど、結局は1軍しか着なかったのに気づけたのはシンプリストになったからと家から出なくなったからです。
部屋着から着替えようと思っても、2軍には手を出さなかったんですよね。結局私は気に入ったものしか使わないんだなって、改めて思わされました。
ブログに助けられた
今はYouTubeで稼ぐのが普通になってますが、ブログもまだまだ稼げます。
私はブログの収入に助けられたことが何度もあります。
ブログは私が寝ていても読んでくれる人を呼んでくれるので、ブランディングが下手な私も問題ありません。
そして、そこから発生した収益で生活をしていました。
今でもブログからの収入はあります。これが私を助けてくれてます。
自分で稼ぐためのものを持っていると、それだけでどこかに属さなくてもよくなります。
私はどこかに属して働くのが苦手な社会不適合者なんだと、実感する大きなきっかけをもらった感じです。
年収が下がっても幸福度は変わらなかった
フリーになってからは、定期的に必ずお金が入ってくるっていう状態ではなくなったので、年収は下がりました。
でも幸福度は年収がある程度あった時と変わりませんでした。むしろ幸福度は年収が合った時よりも高かったと思います。
ものを買うことに幸福度を感じていたり、紛らせていたりしていたのかもしれません。
ものを買わなくなり、シンプルに生活ができるようになったら、本当に必要なものにだけ全力を傾けることができたので、本当の意味で満足できるようになりました。
つまり、年収の高さと幸福度は比例しないってことですよね。
たとえ年収が300万とか500万あったとしても、私の生活は変わらないと思います。
もし年収が100万を切っても、同じことをしていればほとんど使わなくても楽しくオタ活をしながら生きていけると確信しました。
年収の高さを幸福度のバロメーターにしているなら、少し見直してみると良いかもしれません。
無駄なものが見つかるかもしれませんよ。
少なくとも私はたくさんの無駄を見つけることができて、ものや趣味に時間をとられるような生活からは解放されました。
今やりたいことに全力で時間を使うことができて、有意義に過ごしています。
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