自分のこの先のビジョンについてよく考えています。
でも答えはなかなか出ないものです。それくらい自分のなりたいビジョンというのは難しいものです。
ここでいうビジョンというのは、「絵本作家になりたい」というものではありません。
どういう絵本作家になって何を描いていきたいのか、どうなってほしくてどうすれば達成することができるのか、ということです。
これは、簡単に出るものではありません。簡単に解決するようなものでもありません。
ずっと考えて、答えを出さないといけません。
これは私の頭の中を書いた記事ですが、モノづくりをする人全般に言えることだと思って書いています。
現時点(2022年5月)の私の目的
私の目的や目標は「絵本を描き続けること」だということが自分に問いかけ続けた今の結論です。
爆発的に売れたいとは思いません。
最終的に売れたいと思うのはみなさん当然のことです。でもそれが目的や目標なのでしょうか。
私の出した結論は違いました。
売れたいから絵本を描くのか、違います。絵本を描き続けるために環境が欲しいんです。
環境さえあれば私の「絵本を描き続けたい」という目的は達成できます。
生活するためにはお金は必要です。でもそもそも絵を描きたいから、描き続けたいからイラストレーターになりたい人がほとんどだと思います。
私も最初は発想が逆でしたが、自分に問い続けたら違うことに気づきました。
目的のために必要なこと
絵本を描き続けるために必要なものは「描く環境」です。
描き続けるためには生活が最低限できるための収入です。
そして発表する場です。
描き続けるためには本を作らないといけません。
そこで必要なのが出させてくれる出版社または、製本してくれる印刷所です。
出版を目指す場合は本を出してくれる出版社が必要になりますし、自分で製本する場合は印刷所と印刷費用が必要になります。
そのためにしなければいけないのは、コンテストがあったら応募することと、自分で探すことですね。
自分で本を作る場合は、全部自分で探すしかありません。
とはいえ、私はすでに一つ印刷してくれるところに前作をお願いしているので、同人活動ならそこにお願いしながら費用を稼ごうと思います。
絵本作家として描いていきたいこと「なぜ絵本作家なのか」
絵本作家として私が描いていきたいのは、ポジティブを届けることです。
漫画は壮大なストーリーをもって読者に投げかけてくれます。
完結すればいいですし、完結せずに連載が止まってしまうこともあります。
連載が止まってしまえばその続きを読むことは不可能ですし、作者が天国に旅立ってしまえば二度と読むことは叶いません。
対して絵本はそれがありません。
1冊の本ですべての物語が完結しますし、そこにはメッセージが込められています。
作者さんが描くのをやめてしまったとしても、作品はしっかりと完結したものがあるので、物語の続きが読めなくなるということもありません。
私は、1冊の本で全部が完結して、メッセージが届けられるような、そんな本が描きたいんです。
人のネガティブを優しく受け止め、少しでも背中を押せたらと思っています。それは決して強引ではなく、受け入れられる時まで待ってる。そんな物語が描きたいと思っています。
自分の作品がどうなってほしいのか
自分の絵本がどうなってほしいのか。
まだ漠然としていますが、私は「作品が一人でも多くの人に読んでもらえるような場所にいたい」と思っています。
作品自体が商業なのか同人誌なのか、ここについては両方のパターンを考えています。
商業出版ならたくさんの人の目に触れることになるので、恥ずかしくないものを描く必要があります。
そのためには、より分かりやすく、より理解しやすい物語を描く必要があります。
4ページ絵本では少し奇妙で不思議な世界観が前面に出てしまっていますが、製本の方ではストレートな内容でちょっとの不思議が入っているわかりやすい世界観を描いています。
ビターちゃんで描きたかったものの原点が製本用に描いた物語です。
4ページ絵本はその穴埋めをするようなオムニバス感と外伝感を出しています。
これが逆に同人であれば、より尖った作品になるでしょう。
読み手に「なぜこうなるの?」っていう不思議を前面に出し、世界観が前面に出たものになります。
同人は自由に作品を作ることができるので、個人経営のお店的な作品が増えていきます。
とはいってもメッセージはしっかりと含める必要はあるので、そこはしっかりと描いていきます。
世界観が好きな人に寄り添っていくような形になるでしょうね。確定ではないので、どんどんやりたいことによって変わると思いますが。
でも、こうやって考えていくことで進むべき道が見えてきたり、その選択肢を取ったときにどうすべきなのかで迷うことはなくなっていきます。
私はビターちゃんというキャラクターを中心に描いています。
それは、ビターちゃんが愛されるキャラクターになってくれればいいと思っているからです。
私が認知されることも大事ですが、ビターちゃんというキャラクターが認知されることの方が大きいと考えています。
ドラえもんやクレヨンしんちゃん、絵本出身としては先輩はアンパンマンなど、キャラクターが愛されている例は数多くあります。
そんな中の一つになれたらいいと思っています。
どうすれば達成できるのか
達成するための一つの条件は、キャラクターを露出させることです。
私が4ページ絵本でビターちゃんを描き続けているのは、ビターちゃんを露出させるためです。
ビターちゃんはまだまだ認知が少ないキャラクターです。でも4ページ絵本や1枚絵を載せていくことで前よりも少しは認知が広がっていると確信しています。
名前を知らなくても「このキャラクターかわいい」からスタートでもOKだと思っています。
Instagramでバズったとき、ビターちゃんというキャラクターのビジュアルが少しでも知られるようになりました。
そこから描き続けることで知られていき、本が認知されていけば私の目的は半分達成です。
目的の一つは、作品をどんどんと出していき、キャラクターがアニメやグッズ等で展開されれば達成します。
そこからは作品のコンスタントな発表を繰り返していければ理想的です。
やなせたかしさんは一度筆を折りました。でも結局は描くのをやめずに生涯にわたって描き続けました。
私の理想は描き続けること。
絵本が必要とされ続ける限り、私は描き続けたいと思っています。
読者が一人でもいるなら描き続けたいと思っています。
どうすればそれができるのか。
描き続けるだけなら、4ページ絵本のように毎週ショートストーリーを描き続ければ達成できます。
極端な話それでもいいのかもしれません。ショートストーリーをたくさん描いて、それを1冊にまとめて出せばそれも絵本です。
何も32ページや40ページの大作を描く必要もありません。
絵本は1冊で1つの物語しか描いてはいけないというルールはないはずです。1冊にたくさんの物語が入っててもいいのです。
常識は壊せばいい。固定概念は壊せばいい。
達成させるためには描き続けて出し続けていく必要があります。
最後に
自分の頭の中を書き出してみました。
でもこれは私だけに当てはまることではありません。
自分の作品を出す人全員に当てはまることです。
なぜやりたいのか、なぜそうなりたいのか、なぜなぜなぜ。。。
自分にどんどん問いかけ、答えのかけらのようなものが出てきたらそれをメモして膨らませてみてください。
きっと答えが眠っています。
私もずっと問いかけ続けています。答えは少しだけ見えては隠れます。でも隠れる前に掘り下げていけば何かが見えてきます。
その見えたかすかな光に向かって、歩みを続けています。
あなたのやりたいことが達成するといいですね。
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