最近、思うことがあります。
「プロの絵本作家になっても、私は結局応援されない対象なのかな」
と。
やりたいこと、夢を必死で叶えようとしてできることを続けてやってきました。
何社にも電話をしては「持ち込みは受けていません」と言われ続けて、突き返されていました、
そんな状況でも、「どうしても夢を叶えたい」「夢は必ず叶う」「努力した分は必ず自分に返ってくる」と思って活動を続けてきました。
でもふと思うのがこれなんです。
趣味だと思われているのかと思うことがある
初めて絵本として作ったのが人魚のしんじつでした。
あれは同人誌として作成したので、趣味だと思われてもしょうがないと思います。
同人誌は、どこまで未完成であるからこそ同人誌なんだと思います。
完成されてないからこそ自由で、自分の表現ができるんだと思うんです。
でもそれははたから見れば「所詮趣味」と見られてもしょうがないのかなって感じます。
私はそう思われたくない、本気でプロになりたいと思ったので、同人誌での作成はやめました。
出版という形で、本気でプロとして活動すると決めました。
なので、出版してくれる場所、描き続けられる場所を見つけようと行動してきました。
私は本気で活動している
私の仕事は、絵本作家しかありません。
他の仕事は全くしてなくて、副業という形で活動しているわけでもありません。
これが本業です。
意志は固く、頑なに商業出版を目指してきました。
そして、それを今回叶えることができました。
でも不安がどうしてもあります。作家としてデビューした人の背負う宿命なのかもしれません。
どこまで活動を応援してもらえるのか、支えてくれるファンがどれだけいてくれるのか。
応援してくれて、本を買ってくれた、という報告もたくさんもらいました。
その反面、仲良くしてくれている方からの反応はありません。
各々のタイミングで全然いいと思っています。でも受け入れてくれているのかわからないんです。
自信をもって出しました。
これが本業です。
デビュー作がすごく大事
画家であれ、アーティストであれ、作家であれ、デビュー作はとても大事な存在です。
デビュー作が結局は一番評価されたりすることも多くあります。
アーティストだとそれがすごくわかりやすいと思います。
デビュー曲でいきなりミリオンを記録して華々しくデビューします。
でもセカンドシングルからは徐々に売り上げが落ちていきます。
目新しさがある分、デビュー作を歌う機会は非常に多くあります。
でもセカンドシングルからは、歌う機会は減ります。他のアーティストさん同様の披露回数に落ち着きます。
露出が減る分どうしても曲をじっくりテレビで聴く機会は多くありません。
さらにデビュー作はグループやバンドの顔となるため、力の入れ方が違います。
趣向を凝らして、目に止まってもらうえるように、耳を傾けてもらえるように工夫が凝らされています。
私もこのデビュー作「ビターちゃんのふしぎなカフェ」は、とても大事な存在です。
これが私の出発点であり、ここから全部が始まります。
なので、受け入れてほしいんです。
「ビターちゃんのふしぎなカフェ」は、シリーズ作品です。
2作目もあります。もちろん3作目もあります。色んな人に手にとってもらいたいので、話のメインになるゲストキャラには共感されやすい設定を含めています。
読んでくれた方には、必ずささるようにしています。
とはいえ、デビュー作から売れるのは難しい
私は自信をもって作品を送りだしましたが、それでも現実的にはデビュー作からいきなり売れるのは難しかったりします。
大体は2作3作と出していき、どこかのタイミングで売れる、というのが多いでしょう。
そういう意味では、今の悩みはデビュー作家が最初に通る試練なのかもしれません。
焦らず騒がず。
種はしっかりと蒔くことができたので、発芽の時を待ちます。
そして私は作品を作り続けます。
それが今の私にできることなので。
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