ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

イラストレーターになるなら、二次創作を描くな!競争率の高いところでは戦わないこと

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イラストレーターは人気職業です。YouTuberとかの、最近人気になっている職業が出てくる前から人気上位にいました。

 

今現在でもイラストレーターになりたい人は多くて、私の周りのフォロワーさんでもたくさんいます。

 

この間、イラストレーターの方のTwitterスペースにお邪魔させてもらった時、色々と話をさせてもらったんですけど、その時こんな質問をしてみました。

 

イラストレーターになりたいっていう方は多いですが、そういう人たちが二次創作を描いてるのをどう思いますか?

 

これに関しては意見が分かれるかもしれませんが、その方は要約するとこう言ってました。

 

オリキャラを描いた時に見向きもされなくなるからおすすめしない

 

これ、すごく共感しちゃいました。

 

私も同じ意見を持っている人なので、この言葉の意味やイラストレーター志望の方がやってしまっていることをまとめてみました。

「二次創作は描くな、一次創作を描け」の意味

いきなり否定形から入りましたけど、これにはちゃんと理由があります。

 

今イラストレーター志望の方で二次創作を描いている人は多いと思います。

 

でもこれはお勧めしません。

 

二次創作で絵を描いているのは、絵を描くとっかかりにはいいかも入れません。

 

そして、出来上がった絵をSNSにアップしていいねがたくさんもらえると絵師として自分の絵に魅力がちゃんとあるんだって錯覚してしまいます。

 

そう、これはあくまで錯覚です。

 

あなたの絵が魅力的なのではなく、描いたキャラクターにもともとファンがいてそのファンの方が絵を見ていいねを押してくれたにすぎません。

 

あなたの画力なんて見ていないし、ましてや絵師としての魅力なんて微塵も考えてないでしょう。

 

「二次創作をアップした時にはかなりの数のいいねが付いたのに、オリジナルをアップしたら一切いいねが付かないんです。。。」

 

って相談をプロの絵師さんにしているのを見かけたことが何度もあります。

 

これは、まさしく上記の状態に陥っているからです。

 

絵師としての魅力や画力でなく、キャラクターの魅力だけでいいねが付いていたのだからそのフィルターが剥がれたら見向きもされないのは当たり前です。

 

あなたのファンになっているわけではないので。

 

確かに既存のキャラクターは、自分でデザインを考える必要がなく、たくさんの画像がネット上に溢れているので描くのは楽でしょう。

 

でもそれは絵師としてはいっこうに成功しませんし、仕事ももらえません。

 

あなたがイラストレーターを目指すなら、オリジナルキャラクターだけを描き続ける必要があります。デザインから何から全て自分で考えて描く必要があります。

立ち絵の一枚絵しか描かない

競争率の高いイラストレーター界隈で戦うのに、立ち絵の一枚絵しか描こうとしない人が多すぎます。

 

イラストレーターの絵と言うと、確かに最初に思いつくのは立ち絵でしょう。

 

でもそれ、競争率の高いところに無謀にも突っ込もうとしているのと同じです。

 

プロとして仕事をしている人の立ち絵と、素人のあなたの立ち絵を企業が見て、どっちに仕事を依頼したいと思いますか?

 

間違いなくプロの仕事をしている人の立ち絵でしょう。

 

知名度も高いですし、そもそも画力が違います。ブランディング力も違うので、企業に的確に絵を売り込むことができます。

 

ただ画力を上げて描いただけの絵では勝てるはずがないのです。

 

そんな競争率の高いところで、なぜ立ち絵しか描かないのでしょう?

 

凝り固まった思考では仕事にはつながらないのです。

 

もっと柔軟になり、競争率の低いところでのし上がった方が確実に仕事にはつながるでしょう。

頭身の高いアニメ系のキャラしか描かない

頭身の高いアニメ系のキャラクターしか描かない人も多すぎます。

 

描きたいジャンルが定まってないと、とりあえずアニメ系のキャラクターを描いてれば仕事になると思っている人もいると思いますが、それは甘いです。

 

アニメ系のキャラクターの絵を描かれる方はどれくらいいますか?

 

何百万人もいます。

 

その中で勝ち上がるのは簡単ではありません。

 

例えば、絵師が100人いたとします。その中でアニメ系のキャラクターを描かれる方は70人以上です。残りに30人はアニメ系とは違ったジャンルを描いているとしましょう。

 

どっちの方が上に上がりやすいでしょうか。

 

30人の中で上に上がった方が楽じゃないですか?70人もライバルがいたらそのテッペンはプロの知名度が高い絵師です。

 

そこにたどり着くのには何年かかるのでしょうか。

 

つまりはそういうことです。

 目指すジャンルが定まってないまま絵を描き続ける

目指すジャンルがアニメ系の方向ならその中で戦うのもありです。ですが、その場合、しっかりとした絵のジャンルを絞らないといけません。

 

中華料理をしっかりと提供しつつもフレンチや和食、創作料理も提供しているっていうお店はありますか?ないでしょう。

 

中華料理をしっかりと提供したいなら中華料理専門の飲食店をやりますよね。

 

絵もそれと同じで、しっかりと目指す方向が決まっていないと何をしたい人なのかがわからないので企業も仕事を振りにくくなります。

 

そうなっては意味がありません。 

 

 

アニメ系の絵にだってジャンルがあります。そのジャンルを見極めて、自分がどこに絵を使ってもらいたいのかを明確にしないと仕事が来るはずがありません。

 

私も昔はジャンルが定まってない絵師でした。

 

ですが、ターゲット層はしっかりと決めていました。

 

私のターゲット層は子供と女性です。

 

子供と女性が好きなものを取り入れた作品を多く作るようにしていました。

 

そしたら、しっかりと狙ったターゲット層にはヒットして、女性のファンが増えました。

 

LINEスタンプも女性の方が多く買ってくれています。

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そして、次にジャンルを書店関係(児童書等)に絞っています。なので、ストーリー絵を描くようにしています。

 

今は絵本作家を目指して日々制作を行っている毎日です。

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こうやってターゲットや目指すジャンルを定めていくことで、その部分にハマる絵を描いていくことで仕事を得ていくのがブランディングです。

 

ただ絵を見せて仕事くださいっていうことがブランディングではないのです。

 

ここを間違っていると「上手いけど使いどころがない絵だなぁ」ってなってしまいます。

 

私の絵は、誰に見せても「他にはない唯一無二な絵だね」と言われます。

 

それは私が参考にした絵師さんたちの良いところを全部吸ったうえで、自分の中から表現することができているからです。

 

私の絵は使える媒体が少ないですが、その分特化したところに行けるので使いやすい媒体であれば活きます。

 

私は2つ以上の媒体にアプローチしたいと思っていません。書籍関係に特化してアプロ―チしていこうと思っています。

 

それもあって、絵本作家の道を選びました。

そもそもキャラクターしか描かない

私が知る限りイラストレーター志望の方のほとんどがキャラクターしか描いていません。

 

キャラクターを描きたいのはすごくよくわかります。

 

キャラクターを描きたい人の多くは、

 

「背景が苦手だからキャラクターで勝負したい」

「キャラクターだったら上手く描ける」

「そもそもイラストレーターってキャラクターを描く仕事じゃないの?」

 

と思っているのかもしれません。

 

ですが、キャラクターを描きたいのは誰でも同じです。もっと絞るなら女性を描きたいのも誰でも同じです。

 

その中で頭一つ伸び抜けるのは至難の業です。

 

でもイラストレーター志望の方は、その競争率の高いところにみんな行こうとします。

 

ソシャゲの絵を描きたいとかの明確な動機があるなら問題ありません。

 

しかしほとんどの人は、明確な動機がなくキャラクターだけを描いている可能性があるので、それでは無理です。

 

キャラクターを描きたいと思うなら、自分のキャラクターが何に使ってほしいのかをしっかりと決め、そこに向かって必要な知識、勉強、ブランディングを学んでいきましょう。

 

無鉄砲にとにかく絵を投稿すれば仕事がくる、っていう状況ではないのは理解しておくべきです。

最後に

イラストレーターになるというのは、正直倍率が高いわりには名乗れば誰でもなれてしまう職業でもあります。

 

その為、その道で食べていけるようになるまでには苦労が多くあります。

 

そんな中で頭一つ抜けて活躍するまでになるためには、自分の絵や自分自身が向かいたい方向性を問いかけて、明確に決める必要があります。

 

その第一歩は、他の人がやっていることをやらないことです。

 

アニメ系のキャラクターの立ち絵は、誰でも描いてます。プロでもレベルの違う絵を描いてます。

 

立ち絵を描く絵師よりも、ストーリー絵を描く絵師は圧倒的に少ないです。

 

また、背景がしっかりと描かれた絵の中にキャラクターを適切に配置していく方法をとる絵師さんも少ないです。

 

少ない倍率なら頭一つ出ることはできます。

 

これはネットの世界で言われているブルーオーシャンに飛び込むということ。

 

イラストレーター志望の方のほとんどはレッドオーシャンに飛び込んでいます。すでにプロが活躍しているところで、同じような仕事をしようとしているのです。

 

それでは仕事は来ません。プロが総取りしてますから。

 

ですがその中でも装飾品を描いたり、武器を描いたりする絵師は少ないので、そこなら戦えます。

 

私が書籍系に行こうと一本柱を決めたように、あなたもまずは一本に絞りましょう。

 

そしてその絞ったジャンルにあった絵を描いて投稿していくようにしましょう。

 

きっと依頼をもらえるようになります。

 

私が仕事できているように。

 

 

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