ちびキャラを描こうと思ったとき、とらせたいポーズが上手くできないっていうこともあります。
頭身の高いキャラクターは頭身の分だけ頭が小さくなるので、ポーズがつけやすくなりますが、ちびキャラはそうはいきません。
では、どんなことができて、どんなことができないのか。その辺を今回は紹介していこうと思います。
ちびキャラにできること
ちびキャラは、頭身が低く、頭が大きいので可愛らしい印象を与えることができます。
また、パーツ全体が大きくなりがちなので幼い印象を与えることもできます。なので、主に立った時のポーズを描くのには向いています。
手を片方上げてもう片方の手は下へ、いわゆる「はーい(^O^)/」のポーズを付けさせるのが似合うのがちびキャラの魅力です。
また、膝を抱えてうずくまるようなポーズも可愛らしくとらせることができます。
- 立ったポーズが決まりやすく可愛らしい
- うずくまるような体を丸めるポーズを付けるとシルエットが小動物の印象になる
- 顔を突き出してお尻を持ち上げるような「く」の字のポーズも似合う
ちびキャラにできないこと
一方で、苦手なのは顔を使ったポーズです。
頭でっかちなのがちびキャラの特徴でもありますが、逆にポーズを限定させる要因でもあります。
例えば、頭を抱えるようなポーズは手が頭の上まで届かないため、覆い隠すことができません。また、かっこいいポーズをつけさせることもできますが、どうしてもビシッと決まりづらいのもちびキャラの特徴でもあると思います。
- 頭を使ったポーズ全般が苦手
- かっこいいポーズをつけさせても可動域の関係で無理が出ることがある
- 骨格上かなりの制限がある
バランスを保つのが難しい
私がちびキャラを自由に動かせるようになったという話は前にも書いたかなって思います。
ここでも少しだけ触れましたけど、ちびキャラを描く上で難しいのはポーズをアクティブにつけられないっていうことです。
私はちびばかりを描いていたのでできるようになりましたが、悩みとしては多いのはやはりポーズが上手くできないってことです。
ちびは手足が短い分ポーズをとらせようとするとバランスがとれなくなってしまうんでです。そのため、ちびを描かれる方の大体は立ったポーズか、手を少し動かして足はあまり動かさないっていうポーズばかりだと思います。
じゃあ、どうすれば自由にポーズをつけられるようになるのか、ですが、最初におすすめするのは「ねんどろいど」などのちびキャラにポーズをつけることができるフィギュア又は、すでにポーズのついているちびキャラのフィギュアをよく観察することです。
そして、写真を撮って何回もトレースをすること。
トレースは決してい悪いことではありません。むしろトレースをしているときに感覚を身に着けようとしないことが問題なんです。
トレースは簡単にできて、バランスが完璧な状態で描くことはできますけど、ただ写しただけだと意味がありません。
手足の長さや体とのバランスを考えながらやってこそ身に着けることができます。私は自転車と同じだと思っています。最初は乗れないけど、何度も練習することでコツをつかんでいくのが自転車です。
絵も同じように何度も考えながらトレースをすることで少しずつ感覚をつかめるようになります。
まとめ
ちびキャラはかわいらしさや幼さを出すためにはとても有効で、活きてきます。しかし、できないこともあるので、ある程度は諦めるしかなくなります。
ただ、その中でもできるポーズもたくさんあるので、練習して、描けるようになると楽しいですよ!