絵のうまさは細かくてきれいに着色がされているだけではなく、個性がある絵だと思っています。
絵に素人感がなくなった時、それが絵が上手くなった証拠です。
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引き算をして自分の絵を見つけた
目の周りに白目を描き、目の中には影色を入れる。ベースカラーをもとに陰影を細かく入れていく。口や鼻を描く。手を描く。
これらのものは当たり前に絵を描く工程として存在していますが、必ずしも決まっているわけではありません。
むしろそれらがなくても絵は上手いものと下手なものに分かれます。その分かれ道は「素人感」だと思っています。
私が自分を絵のタッチを考えている中で、頭身が低いデフォルメの方が自分らしさが出せると考えました。
次に、デフォルメの中で口や鼻を描いてもしっくりと来なかったんです。そこで、思い切って口も鼻も指も描かない描き方をしてみました。
そしたら、それが一番しっくりくる形に収まったんです。
普段当たり前に描いているものを描かない「引き算(といっていいのかわからないけど)」の方法が自分の絵になっていったんです。
臨機応変に描く
全部がそうなってしまうと、表現が難しいものもあるので、臨機応変に描くようにしています。
「必要がないと思ったら描かない」「必要があると思ったら描く」というようにするとより表現の幅が出ると思います。
イラストもいろんなタイプがあります。自分に合った絵で楽しく描けた一番いいです。そして、それが仕事につながれば絵を描くのが好きな人にしたら幸せではないでしょうか。
私がよくやるモチベーションの上げ方
自分の絵を確立してもモチベーションが上がらないと意味がないので、私はとにかく何でもいいから描くようにしています。
例えば、四角を一つ描くとか、丸を描くとか。ポーズだけの絵を描く事もあります。描くモチベーションが上がらないっていうのは、描くことがないからだと思っています。
描くことが浮かばないとモチベーションが下がってしまい、最悪好きな絵を描くことすらも止めてしまいます。
なので、なんでもいいから思いついたものを描くようにしています。下手とか上手いとかを何も考えず、とにかく描きたいものを描く。それだけでも、維持することができます。
そういったちょっとしたものを描いているときに、ふと描きたいことが浮かんだら、その時にしっかりと描けばいいんです。それが私の考えるモチベーションの維持の方法です。