ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

絵本作家の物語の作り方とは?私のやりやすいやり方

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絵本を作るうえで大事なのは、物語です。

 

物語のない絵本もありますが、ほとんどの作品は物語が少しはあります。

 

絵本作家は、基本的には一人で全てを制作することになるので、自分で話を考え、キャラクターを作り(もしくはすでにあるキャラクター)、そのキャラクターの世界観を構築し、文章や絵に落とし込んでいかないといけません。

 

そうなったとき、やはり一番大変なのは物語を作ることです。

 

キャラクターを描くのは、ある程度絵を描いてきた人ならすぐできると思います。

 

でも物語は、作ったことがないと難しいですよね。

 

そこで、私のやり方ではありますけど、物語の作り方を紹介していこうと思います。

 

私は2作目の絵本ではこの方法を使って物語を作りました。

キャラクターの設定から物語を作っていく

私も物語を作るのは得意な方ではありません。

 

なので、最初はできるのか怪しかったです(笑)

 

ただ、こうすればすんなりと物語が構築できたなっていうのはありました。

 

それがキャラクターの設定から物語を作っていくこと、です。

 

どういうことかと言うと、絵描きさんにはそれぞれオリジナルキャラクターがいると思います。

 

キョンシーの女の子でもいいですし、魔法少女でもいいでしょう。ケモ耳の子でも問題ありません。

 

そのオリジナルキャラクターには、必ず設定を付けますよね。

 

その設定を使って物語を作っていくんです。

 

どんな世界にいる子なのか、どんな性格なのかとか。

 

つまりはキャラクターの世界観を使ってその子が物語に出てくるならどういう行動をするのか、どういう言葉遣いをするのかなどをつめていき、そこからストーリーを構築していく方法です。

2作目で登場予定のキャラクターとどう物語にしたのかの話

私の場合は、2作目はビターちゃんを登場させていこうと思っています。

 

なのでビターちゃんのキャラクター設定をどんどんつめていきました。

 

そもそもあったビターちゃんの設定はこうでした。

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名前:ビターちゃん

種類:カフェオレの妖精

職業:カフェのマスター

性格:優しくて言葉遣いが丁寧

特徴:頭のカップ型の帽子をいつも被っている。大きなスプーンを持っていて、お皿の形をした乗り物に乗って移動する。

 

この設定にプラスして物語を作りました。

追加した設定

追加したのは、まずはカフェのマスターの部分です。

 

カフェはどことなく外の空間とは違った雰囲気を持っていますよね。なので、ビターちゃんのカフェは不思議な場所にしました。

 

特定の人しか見ることができず、入ることもできないような場所、という設定をプラスしたんです。

 

そうすることで、ビターちゃんの神秘性が高まりますし、妖精的な部分も見せることができます。

 

次にプラスしたのは、性格。

 

特定の人しか入れないカフェということは、ビターちゃんはその特定の人に対して興味を持っていないといけなくなります。なので、そこも性格に追加しました。

 

さらにこの記事でも紹介したゆかりなむさんと話していて生まれた設定が、帽子から垂れているミルクに意思をもたせるっていうことです。

 

ミルクさんと名付けて、独立した妖精のキャラクターとしてデザインすることにしました。

 

こうやって物語をつめていくと、おのずとビターちゃんがどういう立ち位置のキャラクターで、どういうことをしているのかが明確になり、そこから連想ゲームのように物語を作っていくことができます。

 

そのキャラクターの活かし方が見えてくるんです。

 

そこから物語を作っていけばいいんです。

自分の好きなジャンルやドラマ、アニメから着想を得る

キャラクターの設定や物語をどう動かすのかが決まっても、それを使ってどうストーリーとして成立させるのかがまだできていないと思います。

 

そこで重要になるのが「自分の好きなジャンルのドラマやアニメから着想を得る」です。

 

私の場合、想像するために参考にさせてもらったのが「銭天堂」と「世にも奇妙な物語」でした。

 

ビターちゃんのお店の設定は銭天堂を参考に考えました。

 

そして物語自体の方向性は世にも奇妙な物語がベースになっています。

 

作っていく中で私の物語の根底にあるのは世にも奇妙な物語なんだと思わされたんですけどね(笑)

 

出来上がっている2作目の物語は、少し奇妙な話になっているからです。

 

方向性として自分の中に物語の基盤があると、それを自分のキャラクターを使ってどう落とし込めばいいのかを考えるだけなので、迷いが減ります。

 

それが好きな作品から着想を得る、ということです。

4ページ絵本もベースは奇妙さ

私が最近描いた4ページ絵本の「へんてこペガサスつばさちゃん」ですが、これも少し奇妙さが入っています。

 

読んでいない方は短いので読んでみてくださいね。

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この話は羽もツノも生えてない主人公が、結果的にはツノも羽も生えてくるっていう話です。

 

でもそこに少しの奇妙さが入っています。

 

ただツノと羽が生えてきてよかったね、ではよくある話になってしまいます。なので、そこに少しスパイスを入れたんです。

 

こうやって、自分の好きな方向性にもっていきました。

ストーリーは性癖で作る

私は設定厨なところがあるので、キャラクターには明確な設定があります。それは逆を言えば私の性癖でもあります。

 

すいみんちゃんは、ぱっつん前髪が好きすぎてぱっつんにしましたし、白髪が好きなので、白系にしました。

 

ビターちゃんは、そもそもコーヒーが好きでそのキャラクターを作ったんですけど、帽子も好きすぎるので帽子を被らせました。

 

プラスでワンピースが好きなので、ワンピースを着させています。

 

ストーリーも同じで、自分の性癖で作っても良いと思います。

 

恋愛系が好きなら恋の話を書けばいいですよね。ことに恋愛系は自分の性癖が出やすいですよね。

 

人魚のしんじつに関しては、プロットを作ってくれた方の性癖が入ってると思います。その上で私が調整をしています。

 

詳しくはブログトップのページを読んでみてくださいね。

 

kindle版も出てますよ!

物語ができたらどうページ分割していくのか

物語ができたら、どうやってページに分割してくかですが、そこは絵本の作り方で触れています。

www.yurimani.xyz

Twitterでも簡単に触れました。

 

ページ分割は、少し大変そうではありますけど、方向性やコンテがあれば簡単にできます。

 

絵本をつくりたい人へという本もありますので、参考になると思います。

私は独学で絵本を読みながら作っていきましたけど、こういう本を読むのも良いと思います。

 

結果的には自分のやりやすいやり方でやっていくのが良いと思います。

 

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kindle版はAmazonで「人魚のしんじつ」で検索してみてくださいね。

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