ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

キングコング西野亮廣さんが語った「思いつかせるということ」

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YouTubeで不定期に放送されているWin Win Wiiin。

 

オリエンタルラジオの中田敦彦さんと雨上がり決死隊の宮迫博之さんが始めたYouTube内の番組ですが、2回目のゲストが「えんとつ町のプペル」の映画放映が控えているキングコングの西野亮廣さんでした。

 

番組は、テレビでは語られることがないような内容を、中田さんのプレゼンで掘り下げていき、宮迫さんのトークで盛り上げていくのが大きなコンセプトです。

 

この中で西野さんが話していたことが、視聴者としてパソコンの前にいた私に大きな衝撃を与えてくれました。

 

それが、ブログのタイトルにもなっている「思いつかせること」です。

宮迫さんの目標から話をしてくれた、という流れ

観た人は知っていると思いますが、観てない人はぜひ観てみてくださいね。

 

すごくためになる話がたくさん聴けますよ。

 

さて、それは置いておいて、動画内では宮迫さんの目標がアメトーークの蛍原さんの隣に戻りたいという話になりました。

 

同じよしもと所属の西野さんですからね。そこは話しやすかったし、アドバイスをもらいやすかったのでしょうね。

 

その話を一通り聴いた後、西野さんからでた一言は「だとしたらこれを続けることじゃないですか」でした。

 

これを続けて、テレビのトークに宮迫さんが必要だと思いつかせることが、戻る一番早い手段だということでしょうね。

 

この話の後に出てきたエピソードが、今回私がすごく胸に刺さったことでした。

 

それはイラストレーターの中村佑介さんのエピソードだったようですが、

 

中村さんはバンドのCDジャケットを描くことを絵描きとしての目標にしていたようです。

 

そこで考えたのが正方形の絵を描き続けたこと、だったとのことでした。

 

CDのジャケットは正方形のケースです。これに合うように絵を描き続けることで業界の人が見たときにイメージしやすくしてもらいやすくなると考えたんだそう。

 

結果的にそれが成功し、オファーがくるようになったんだそうです。そして今は、アジアンカンフージェネレーションのCDジャケットの絵を手掛けて知られるようになっています。

 

これがここでいう思いつかせることなんだそうです。

 

西野さんもプペルを映画化させることを目標していたようで、この手法を取り入れた絵本作りをしたそうです。

 

西野さんがやったことは映画にした時の絵作りのイメージがわくような構図の絵を描いて絵本を作ったこと、なんだそうです。

自分の目標を考えてみた

私ももう長い間正方形の絵を描き続けています。

 

これはCDジャケットの絵を描きたいからということでもなかったのですが、私にとっては正方形の絵を描く方が描きやすかったから。

 

縦長の構図が私は苦手で、どう描いていいのかがわからなくなってしまうんです。

 

それが正方形の絵なら描きやすかったので、それ以降ずっと正方形の絵を描き続けています。

 

ポスターにするときには、それをリサイズして作っています。

 

私の場合、自分の絵の特徴は、アナログ感ですが、これは画材がなくてもアナログで描いたような絵が描きたいからっていうのもあります。

 

が、同時に誰にでも好かれやすい絵を描きたい、というのがあります。

 

さらに人から言われた特徴は、「日常を切り取ったような絵」でした。

 

一枚絵として見て可愛い絵はたくさんありますが、日常を切り取ったような絵は絵画とかでもない限りはあまり見ないのは確かです。

 

よく見かけるのは、キャラクターが一人真ん中に描かれていて、その周りに小物やそのほかのキャラクターが描かれるような「ポスターポスターした構図の絵」ですよね。

 

私が描いている絵は、それとは違い、絵としてのインパクトはそこまでないけど、ちょっとした物語の一片を切り取ったようなシンプルな絵です。

 

これは自分では気づかなかった部分なんですけど、言われてみれば確かにと思いました(笑)

 

自分の絵が何かしらの挿絵に使われたらいいなっていうふんわりとした思いがあっただけに、それが無意識に出ていたのかもしれません。

 

もしかしたらこれが私の無意識内の目標なのかもしれません。

 

本当は意識して目標を決めた方が良いと思うんですけど、私の場合、再就職を目指していた時にIllustratorとPhotoshopが使えないとそもそも最初の土俵に上がれないっていうのを目の当たりにした時から何かに使われるような絵を描くことが目標からスポッと抜けてしまったままなので意識することがなくなっちゃいました。。

 

その分、絵を描くことを楽しく続けることができ、その活動の中で見つけられたこともあったので、実りはありましたね。

 

活動していく中で見つけた目標は、大事にしていきたいと思っています。

SNSアイコンの依頼が増えた年

私の活動の中で今年一番多かったのは、SNSアイコンの制作依頼でした。

 

正方形の絵はアイコンに使う時に切り取りやすいのかなって思うのと、絵柄の可愛さがいい方向に動いたからでしょうね。

 

今もありがたいことに依頼がもらえているので、制作をしています。

 

アイコンって、今や設定しないことがないくらい当たり前にどんなプラットフォームを使っても必要なものなので、そういう意味では依頼が絶えないのは嬉しいです。

使われてほしい目的に合わせた絵作り等をしていくこと

これは、これからモノづくりをしていこうと思っている人には、非常に役立つ情報なんじゃないかと思います。

 

やりたいことと目的の為に、それを仕事にしている人たちに売り込みをしても相手にしてもらえないことが多い。

 

であれば、まずは自分がやりたいことの為にできることは、実際に形として作っていき、「この人のものを使いたい」と思わせることなんですよね。

 

中村祐介さんがCDジャケットの絵を描きたいと思っても、A4サイズの縦長の絵を描いていたら使いたいと思ってもらえてなかったでしょう。

 

でもそれをあえて正方形の絵を描くことでいめーじしやすくして、使いたいと思わせたから夢を叶えることができたわけです。

 

これを自分のやりたい業界に向けて真似するならどうするのかを考えて作品を作っていくことで、道が開ける可能性は高い、ということを教えられる放送でした。

 

これを考えたとき、私はこれからの活動にどう生かせばいいのか。

 

これは2021年の課題かもしれませんね。

 

番組を観ていない人は、ぜひどうぞ。

こちらが前編

www.youtube.com

こちらが後編

www.youtube.com

両方合わせて1時間半くらいありますが、それが短く感じるくらいの濃密な話が聴けます。