自分の得意としている絵を描くのには、必ず超えないといけない課題があります。
それは絵に限らず、ブログにも音楽にも勉強にも言えることですよね。
例えば、私は昔大の数学嫌いで、苦手でした。
小学校の時、早い段階で九九がすらすらといえたくらいまでは良かったんですが、そこからの成長が止まり、算数は一番苦手な科目に昇格しました。
そもそも私は不思議な子だったようで、九九と割り算は割とできたのに足し算と引き算が絶望的に苦手でした。
リズムで覚えられるものは得意だったんでしょうね。その点で言えば足し算も引き算もリズム暗記ではないものなので、苦手だったんだと思います。
とまぁ、こんな具合に、自分が何が得意で、何が苦手なのか、それを含めて何をすれば得意がより活かせるのか、っていうのを考えてそれを実行していくのが大事。
そこで私の場合は絵を描く事くらいしか取り柄がなく、その唯一の取り柄を最大限生かせるようにするための課題を見つけて、それを今年は勉強していこうと思ったわけです。
自分の絵から考える課題と勉強
つい数日前、この絵をTwitterとInstagramにアップしました。
「フォッグ・ハンモック」という作品です。
ハンモックですいみんちゃんがすやすやと寝ている絵を描いた作品。
これを描いているとき、ハンモックはそれなりに描けたんですが、肝心のキャラクターのポーズが全然上手く描けませんでした。
それがなんとも悔しかったんですよね。結果的には完成させましたけど、課題の残る絵になってしまったわけです。
で思ったのが、「自分の絵の特徴と今の画力が多少かみ合ってない」ということ。
私の絵は色んなポーズを描くことで成立するものが多く、それをちびキャラで自由に描く力が求められます。
ですが、この絵を描いた時に、それが上手くいかなくて苦戦してしまいました。。
そこで今年の私の今年の勉強が決まりました。
ちびキャラでもっと自由にポーズを描くことができるようにする!!
とはいっても立っているような普通のポーズは描けるようになっています。可愛いポーズを描いたりするのもある程度はできます。
私の場合のここでいうポーズは「日常でするような何気ないポーズ」です。
決めポーズではなく何気ないポーズです。こたつでくつろぐとか、ものを押したり引いたりするようなポーズとかそういう何気ないポーズ。
これを描くことを練習したいと思います。
課題と勉強
ポーズ練習は、たくさんの絵で紹介されていますが、ちびキャラを取り扱っている絵は多くありません。
なので、ちびキャラを描くということは、普通の頭身のポーズ素材もそれなりに見ていくしかないということです。
その上で、今自分が描きたい絵のポーズを素材を見ながらでもちびキャラに落とし込みながらすんなりと描けるように練習をする必要があります。
脳内で頭身の高い絵をちびキャラの2頭身に変換しながら描くことになるので、普段使わないような部分をフルに働かせないといけません。
これはかなり大変ですが、スキルアップという意味で取り組んでいかないといけません。
人間を描くのが絵を描くうえでもっとも難しいと思っているので、それを克服することができたら、今よりももっといい絵師になっていると思うんですよね。
課題を見つけることこそが難しい
私も色んな絵を描いてきましたけど、やっぱり絵は何年たっても課題が見つかるものです。
でも、そもそも自分の課題を見つけることこそが最も難しいのかもしれないと思いました。
私が3年経ってやっと自分の絵に対しての課題を見つけることができたのも、今回のハンモックの絵を描こうと思ったことがきっかけでした。
ちびキャラはどうしても立たせている絵が多くなりがちです。その中ですいみんちゃんは寝ているキャラクターなので、必然的に寝ているポーズが求められます。
つまりは普段描かれないようなものを描くことになるので、それなりに苦労します。
その苦労が今回の自分の次の課題を見つけるきっかけになってくれたので、このキャラクターには感謝しないとです。
積極的に苦手を描く
苦手なものをあえて練習する必要はないというのは、前にもブログで書きました。
ですが、今回の課題は、自分の絵を表現するためには必ず必要になるものなので、積極的に色んなポーズを描いていこうと思います。
表現は自由ですが、ポーズは表現したいときに必要になるもの。
こればっかりは逃げるわけにはいかないですよね。
自分の課題を見つけて、それを少しでも克服することができるように勉強をすること。
たった一つでも良いからそれを極めるレベルまでやり続けることが大事です。
自分の課題は自分にしかわからないものです。
それを一つだけ見つけて実践していくだけでも、大きな成長につながるんだと思います。