ゆうりの日常

イラストレーターであり絵本作家でもあり、シンプリストでもある。ちびキャラ記事、シンプル生活の記事、商品レビュー、イベントレポートを中心に記事を執筆中

4ページ絵本というショートストーリーを描き続けてみて

3月半ばごろから描きはじめた「4ページ絵本」。

 

正直最初はここまで続くとは思っていませんでした。

 

毎週描き続けることができるかどうかさえも怪しかったのですが、無事ビターちゃんの絵本は13作目になり、最初の作品を含めれば14週連続投稿をしています。

 

私自身よくここまで描き続けられたなぁって驚いています(笑)

 

もちろん描き続ける大変さっていうのも理解しましたし、それなりに苦しんだ週もあります。

 

それでもこうして描き続け、世に出し続けているのは一つの成果です。

 

誇りですね。

ちっぽけだけど続けてこれていること

私は重い腰を上げる初動がすごく遅い人。

 

始めるまでが大変なのですが、始めてしまうと継続するのは得意です。

 

描き続け、必ず決まった時にアップし続けるのが得意です。

 

昔からそうでした。

 

学校は嫌いだったし、嫌なことも多くてしんどいなぁって思ったこともありましたけど、それでも最後までやり遂げました。

 

当たり前だと思う人も多いと思いますけど、これは今の世の中にしたら当たり前でもありません。

 

仕事が辛いと感じて出勤しなくなる人も多い中、嫌なことがあっても出勤し続けました。

 

歯の矯正も途中で辞めたいとなんども思いましたけど、それでも2年半かけて治療を終わらせました。

 

何でも始めてしまうと継続するのはできるんです。

 

4ページ絵本も、最初は大変だと思いましたけど、それでも継続して14週間連続でアップし続けました。

 

続けることが得意なのは私の才能です。絵を描くことも、なんども腐りそうになりましたけど、今でも継続して描き続けています。

 

私の武器は継続力だと、誇りをもって言えます。

描き続けた結果の浮き沈み

描き続けたことで見えてきたことはホントにたくさんあります。

 

物語を作るのが苦手だったのに、意外と生み出し続けられていることもその一つです。

 

生み出すって大変です。毎週次のテーマを考えて、それに沿って世界観の中で物語を作らないといけないのですから。

 

毎週放送されているドラマやアニメの脚本家さんはすごいなぁって尊敬します。

 

私よりも重厚で中身の深い物語を生み出してるんですから。

 

そう考えると私はちっぽけですが、私なりに思いは込めて作っています。

 

受け取り方は自由ですし、はまるかはまらないかは人それぞれ。

 

それでも何とか生み出していることで、流れとかリズムみたいなものがある程度自分の中でできているので、物語を作ることに迷いがなくなりました。

 

対して失ったのは物語以外の絵が描けなくなったこと。

www.yurimani.xyz

最初は出すことに恥ずかしさみたいなものがありましたけど、今はむしろ早く完成させて見てほしいと思っています。

 

毎回自信作というわけではないですし、むしろ浮き沈みが激しい分ちょっと微妙だなぁって思うものもありました。

 

それでも自信満々にアップしています。

 

その週でできた一番の傑作だと言いながら出しているので。

絵本を描き続けたために長編も余裕に

毎週アップするということは、毎週物語を考えて、構成を考えて、ページ分割を考えて、文章を考えて、絵を考えないといけないということです。

 

これをシンプルに絵本でやろうというのはかなり大変です。

 

マンガの場合は、コマで割れる分物語をある程度動かすことができます。

 

しかし絵本は、1枚で1シーンとして作るのでどうしても話が進みません。

 

そぎ落としてそぎ落として最後に残った物語のコアの部分だけを使って描かないといけません。

 

伝わるようにしないといけないと考えると、削りすぎてはいけないし増やしすぎてもいけません。

 

膨らませすぎると4ページで終わらなくなってしまうので、それは問題です。

 

そう考えると絵本を毎週アップするって労力をかなり使うことになるんです。

 

でもその代わり、長編を描き始めた時にわりと楽になりました。

 

長編は時間を使える上に、ページ上限も増えるのである程度膨らませても着地点に到達しやすいんです。

 

それに絵のラフさえできてしまえばあとは描くだけなので時間も多く使いません。

 

イラストレーターが仕上げる1枚とは違うので、必要なレベルであれば問題ありません。

 

なので、1枚当たり数時間でできてしまうといったこともあります。

 

短編を描くことで長編が楽に作れるようになっているのは、いい成果でした。

現状の制作状況

この間は、新しい短編のテーマが決まらないという状況に陥っていました。

 

でもあれから考えていて、何とかテーマと話は出来上がり、絵もラフが完成しました。

 

あとは描いていくだけです。

 

長編に関しても15枚の内9枚までラフが出来上がっていて、残り6枚のラフが完成すれば一旦まとめてバランスを見ることができます。

 

物語のラストが決めきれてないので、そこをつめないといけないところはありますけど、それでも新しく描きはじめたときから考えると1作目よりも順調です。

 

1作目の時は自分で全部物語を決めないといけないというのが初めてだったので勝手がわからなかったんですけど、今は違います。

 

14作品も物語を作ってきていますし、1作目を完成させてコンテストに出せています。

 

そこでの知識や経験が蓄積されているので迷うことがありません。

 

勝手もわかっているので非常に作りやすいです。

 

絵本を作り続けろっていうのはこういうことかって、身をもって感じている部分です。

 

 

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